エンザミンの特徴
重複しますが、エンザミンは酵素ではなく、構成する成分は以下の通りです。
- 酵素様低分子ペプチド
- 機能性オリゴ糖
- その他菌体生産物質
- 核酸
エンザミンは、酵素を構成する基材となるということが大きな特徴です。
ここでは、さらにその特徴を具体的に解説していきましょう。
低分子
エンザミンの特徴としては、まず「低分子」ということが挙げられます。
具体的に分子量分布をみると、分子量500以下が約80%を占めています。
では、なぜ低分子量が特徴なのか?
低分子量のオリゴ糖やペプチドは消化されなくても腸管から吸収されるのです。
腸管から吸収可能な分子量は最大5000から8000と言われていますから、
分子量500であれば、かなり吸収性は良いと考えられます。
そして、エンザミンの酵素様低分子ペプチドは、腸管からそのまま吸収されることによって体内酵素の素になることがわかっています。
また、様々な植物性オリゴ糖も健康を助けることがわかっています。
さらに、低分子の活性物質も健康に役立つのです。
耐熱性
前項で解説したように、低分子ということで耐熱性にも優れています。
耐熱試験では、121℃で30分の試験をクリアしています。
サプリメントのような加工食品では、必ず殺菌工程があります。
ドリンクとしてのサプリメントでは85℃で加熱殺菌されますから、
実は、通常の酵素はこの殺菌工程の加熱によって変性してしまうのです。
しかし、低分子のエンザミンは加熱殺菌でも変性しないで、
そのまま製品にすることができるのです。
耐酸性
エンザミンは、耐酸性試験でpH1.2をクリアしています。
ここにも大きな意味があります。
酸に強いということは、胃酸でも変性されずに腸に届くということです。
もし酸によって変性したら、腸に届いた時はただのアミノ酸になってしまいます。
この耐酸性も、発酵と熟成によって低分子化されたためだと考えます。
通常の酵素は耐酸性は無く、胃酸で分解され消化されてしまいます。
このように、エンザミン(ENM)は、「低分子」「耐熱性」「耐酸性」が特徴です。

低カロリー
もうひとつの特徴が「低カロリー」です。
エンザミン自体は、100g当たり何と1Kcal以下です。
エンザミンを配合したドリンクやサプリメントでも、100g当たり50Kcal前後です。
一方、一般的な酵素飲料では、100g当たり300Kcal前後ですから、
エンザミン配合製品の方が、かなり低カロリーだと言えますね。