エンザミン 歴史

エンザミンの歴史

エンザミンは1977年に医学博士赤澤一三によって発見されました。

そして、現在では様々なサプリメントに配合され底堅い支持を得ています。

そのエンザミン発見までの物語をご紹介します。

開発された背景

発見者の赤澤博士は微生物学の権威でした。

抗生物質の発見までさかのぼります。

1929年にイギリスのフレミングによってペニシリンが発見され、1950年までに150もの抗生物質が発見されました。

そして人類は、伝染病や感染症による恐怖から救われてきたのです。

しかし、耐性菌や新たな感染症が、そして抗生物質による免疫機能の低下などの問題も指摘され始めました。

当時の赤澤博士は、

「抗生物質は病原菌だけではなく体の必要な菌まで殺してしまう。」

「薬だけでは病気を根治できない。自分の体の機構が一緒に働いてこそ根治できる。」

と唱えていました。

そして、微生物学者であった赤澤博士は、自分の体の働きを高める物質を微生物の培養物の中に探し始めたのです。

AK株菌の発見からエンザミンの誕生

自分の体の働きを高める物質を探し始めた赤澤博士は、高温に耐える発酵菌にはほとんど病原性が無く酵素をたくさん出す性質があることに着目しました。

しかし酵素そのものでは、分子が大きく熱に弱く酸やアルカリにも弱いため腸管からはほとんど吸収されません。

そのころ、赤澤博士は高温に耐える発酵菌を利用して培養を続け、長期間放置していると酵素がだんだんと切れていくことを観察していました。

そして、切れた酵素であるアミノ酸には、それぞれの活性基が残っている状態だったのです。

この活性基の残ったアミノ酸ペプチドをそのまま体内に吸収させて、再び体内でつなぎ合わせることを考えたのです。

高温に耐えて、しかも酵素の産生に優れた発酵菌を見つけ出す研究が続きました。

その結果、納豆菌類の中に非常に優れた株菌を発見しました。

それが「AK株菌」でした。

このAK株菌の発見により初めて、エンザミンが誕生したのです。

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